おはよう、しゃしゃ。
最近、伸び悩み行き詰っていた。
そこである事実に気づいた後、
コロンビアにいる師匠へ電話をかけた。
すると、彼はおっしゃった。
「世界観」のためにインプットをしなさいと。
後で振り返ったとき、
「勉強」は世界観を作るためのステップだったと気づいたよ。
世界観とは何か?
世界観とは何だろう。
例えば私が小説家になろうで書いている作品、
キラメキドーターズでは空の色=時間として表している。
空の色をHSV空間に例え、Hの変更と共に時間も変わる。
空の色が変わると、異世界に住む人たちの作業も変わる。
生活も地球と違ってくる。
そこをはじめとして、交通はどうなのか。
地形は、気候は、政治は、経済は……と、
「学問」で見に着いた社会や理科の知識を使い、
細かく分けて調べていくと、面白い世界が出来上がる。
師匠はおっしゃった。
「アウトプット(作品を書く作業)よりも、
インプット(世界観の構築)に時間をかけろ。アウトプットを1時間としたらインプットに4時間使いなさい。
すでに完成したものを載せながら、
新しい話の構築をしておきなさい」
私はこういう作業をしていなかった。
だから自分の中で「薄っぺらく感じるなあ」思った。
勉強と世界観
勉強をすると、あるところまでは伸びるのだけど……
必ずある個所で行き詰る。
どういうわけか、一度、成績が伸びなくなる。
人によっては焦るだろう。
おすすめとして、教科書に書いてある項目をしっかり読んで、
ノートに書きとり、教科書を読まなくても、自分の言葉で相手に伝える。
社会はもちろん、理科や数学、英語など、
「教科書があるもの」ならすべてに応用できる。
教科書を勉強しながら、改めて問題を解いてみると、
今まで気づかなかったかところから問題を見つめ直し、
原理をつかんだうえで問題に取り組められる。
後は教科書に書いてある項目をすぐに引き出せるよう、
何度も反復練習を積んでいく。
反復練習を作品に当てはめると、
すでに浮かんでいる世界観を何度も読んで確かめながら、
編集+追加していくよ。
私たちは勉強を通し、
知らない間に世界観を作る作業をしていたわけだ。
意外なところに気づくって面白いね。
おまけ:ほしいものが幻だった話
人間、生きているなら何かを欲する。
お金が欲しい、女が欲しい、●●さんのようになりたい、
●●賞を取りたい……欲だ。
欲は悪いことでない。原動力になる。
でも欲を達成すると「その場」では喜ぶのだけど、
「数日」たつと、喜びも消えていく。
その場では感動したのに、数日たつと感動もなくなる。
代わりに新しい感動、欲を求めて生きる。
その間に欲を達成できない自分にいら立ち、焦り、
ついには体も心も壊してしまう。
ふと気づいた。
「もしかして、誰かが釣り竿にぶら下げたニンジンを、
ただ追いかける馬になっているんじゃ?
(ことわざで、馬の鼻先にニンジンをぶら下げる)」
気づいたとき、私がほしい、なりたいな。
思っている願いがすべて幻と思ってしまった。
幻をずっと追いかけていると気づかされた。
しゃしゃはどうだろう。
今、欲しているものについて、
「切羽詰まった、はっきりとした」事情はあるだろうか?
切羽詰まり、はっきりとした事情がない限り、
本当に求めている何かは手に入らないと考えている。
例えば私、仕事でどうしても必要な道具が欲しかった。
でもお金がなくて購入できなかった。
神社で参拝したときに「すでに入った」ものとして、
ゆったりとした気分でいたら、仕事仲間から電話がかかった。
そこで必要な道具に対する交渉を行ったところ、
その方が私の代わりに購入してくれたよ。
(その後、私は別な形で対価を支払った)
本当に必要なものは向こう側からチャンスがやってくる。
機会を逃さずつかめばいいだけ。
(ただし、ある程度の覚悟は必要だ)
気づいたとき、心にぽっかり穴が開いてしまった。
欲するものがない場合、どう生きたらいいのだろう。
妻や子供を含む家族を愛しながら、
目の前の仕事を日々こなしているだけでよいのか。
そこで目の前の仕事をやろうとしたら、
「なにも欲していない自分」はとても気合が入る。
なんだかわからないけれど、気合が入る。
ほしいものに惑わされると、仕事をこなす速さも遅くなるが、
欲するものが幻だったと気づいたとき、
目の前の仕事をただひたすらこなすようになった。
ただそれだけなのだが、余計なことを考えていないためか、
ものすごく作業に集中できたよ。
おまけ2:自分で気づく価値
「ほしいものが幻と気づいた」話を師匠に述べたら、
「マズローの欲求段階説だね。
マズローが書いた本を読んだことがあるの?」
尋ねたから、私は以下のように述べた。
「いいえ、キンドル向けに本を書いていたとき、
欲求を分析したら気づきました」
すると彼はおっしゃった。
「過去の書物を読まず、世の中(内観も含む)を分析し、
気づく行為は非常に価値がある」
しゃしゃはどうだろう?
しゃしゃが気づいた何かはすべて、尊い価値だ。
だから私は価値を記事にして共有する。
少しでも未来につながればいいなと思っているから。