※ プリパラより狂った美術教師、黄木あじみ。語尾がワーグナー。
おはよう、しゃしゃ。芸術に関する記事として、
「絵師で彩る世界の名画」について書いた後、
書店にて「齋藤孝の天才伝7 レオナルド・ダ・ヴィンチ」を見つけた。
面白いだけでなく、芸術とは何かについて書いているので、
思った感想をここで述べていきたい。
ゴールデン・サークルとつながる
斎藤孝先生によると、
レオナルド・ダ・ヴィンチは「宇宙の探求」を人生の目的とした。
手法としてデッサンを人体解剖などを行った。
他にも科学や歴史などを勉強した。
WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う
におけるWhy-How-Whatがダヴィンチにもみられたのだ。
WHY:宇宙(人間含む)の探求
HOW:自然観察
WHAT:デッサン他
価値:芸術
彼は絵を描くのも仕事のみならず、宇宙の真理を追究するためだった。
斎藤孝氏を仲介し、レオナルド・ダ・ヴィンチに出会えてよかったよ。
(精神的な意味で)
内包するエネルギーを描く
アインシュタインの公式「E=mc^2」を知っている?
量子力学分野において、エネルギーは質量×光速の2乗。
質量によってエネルギーは変わる。
大きく見ると、私たちはすでにエネルギーを持っている。
エネルギー:仕事しうる能力、
物理でいう仕事:力と距離の掛け算(ベクトル内積)であり、
力の向きと進む距離が一致したら強いエネルギーを。
直角になったら0となる(内積の定義より)
レオナルド・ダ・ヴィンチは物体の中にあるエネルギーに注目した。
水一つをデッサンするにしても、コップの中にたまる水と、
上から下に落ちる滝とでは、描写が全く違う。
違いはエネルギー(コップの中にある水は仕事をしない。
しかし滝は位置エネルギーが働き、仕事をしている)
そこから「運動は生命の源」と述べている。
斎藤氏は「運動するから、宇宙を一つの生命体として認識できる」
(文章を私が一部編集した)述べているよ。
結果、見える存在から見えない『幽霊』を描く。
目視できる存在の背後に隠れた『見えないもの』を描く。
最後の晩餐は人間より宇宙
画像フォルダ見てたらオリの後にスッと最後の晩餐出てきてなんかとても良い流れを感じた(´ `) pic.twitter.com/s88vX8mvnY
— かめピッピ (@kiuigamu) 2016年5月19日
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた作品として有名な「最後の晩餐」
斎藤氏によれば「最後の晩餐は人間の心理を描いている」そうだ。
登場人物に「ストーリー」をつけ、
「Aさんが明るい衣装を着て、顔が暗い理由は……」
設定を一つずつつけているのだ。
「人物を描きたければ、人物が抱く心理を考え、
きちんと表現するだけの動作をせねばならない」
【舛添知事公私混同問題】「他人に厳しく、自分に甘い」 舛添知事の“だんまり作戦”に政界はあきれ顔…https://t.co/HlMaKkIaAz pic.twitter.com/d3VkbTS9xq
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2016年5月22日
私はとても勉強になった。人間が抱く心理は顔に現れる。
一つの例として、舛添都知事の金銭問題において、
彼の表情や顔色などを観察してみてほしい。
ばれる前に比べ、顔色がどんどん黒くなりつつある。
私も大変甘かった。そこまで考えなければならぬのか。
しゃしゃはどうだろう?
絵師が名画を描かなければ
出会いもなかっただろう。
絵師が描いた世界を見ると「名画はすごい」述べる人が多かった。
とあるスレッドで話題になったため、
改めて昔の絵を勉強する人も多かったんじゃないかな?
私にとって古典名画を勉強させる機会を得ただけでも、
「絵師で彩る世界の名画」の価値はある。
本当に良い本を作ってくれてありがとう。
過去記事:絵師で彩る世界の名画が薄っぺらい?
レオナルド・ダ・ヴィンチ解説を読むべき?
レオナルド・ダ・ヴィンチについて、斎藤孝氏が解説した本を読むべきか?
彼は芸術家ではない。学者だ。しかし共通する部分はある。
また彼なりの視点がわかりやすいので、原著を読むきっかけにもなる。
中でも「斎藤孝と鑑賞する」「斎藤孝が読み解く」
部分はメモを取り、声に出して読むべきだ。
体にしみこませると、名画を描く際、ポイントを意識するよ。