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日経平均株価

中国天津爆発を機会に、日経平均株価が5日連続で下がりました。
今日はNYダウが大幅下落を迎え、
他国の株価も前日の終値より下となっています。

1929年に世界恐慌があったとき、どんな対策をしていたか?
株に手を出していない私が気になってしまいました。

そこで世界各国がどのような対策をとるのでしょう?
センター試験の政治・経済(倫理・政経、世界史日本史)対策や
何かしらの物語を作るうえで、参考にしてみてください。

天津工場がもたらした中国株暴落

山東省

中国天津工場の爆発は世界経済に大きな影響を与えました。
天津工場は世界第4位の貿易港で、
トヨタ含む多数の国の自動車などが一瞬で鉄くずとなってしまいました。

トヨタ株価

日経平均株価の中にトヨタは含まれております。
被害台数は4700ほど。保険が適用されるかどうかも不明……

参照:トヨタ、天津爆発で約4700台被害

ただ、爆発が起きてすぐに日経平均株価が下落したわけじゃありません。
下落したのは爆発から2日目のことです。

ほかは私が描いた記事で語っております。
参考に読んでみてください。

参照:天津爆発で漏れた化学を調査してみた

 

世界恐慌から学ぶ

8/21の株価
(画像クリックで拡大、世界の株価を知るサイト)

1929年、米国で発生した世界恐慌。

原因として、
経済が反映したことによる生産過剰に加え、
農業不況の深刻化による農民の購買力低下。
各国は高い関税対策を行い、貿易が停滞。
株式や土地への過剰投機が行われていたこと。

このとき「靴磨きの少年が株価の話をする
恐慌後に作られた話があります。

当時の米国は株ブームで、いろんな人が手を出していた。
靴を磨く少年も株価の話をある投資家に伝えました。

投資家は戦慄したそうです。
すぐさま対策を取って、恐慌が発生しても無事穏便に済ませたとか。

参考:靴磨きの少年から恐慌を穏便に乗り越えた人

あともう一つ。世界恐慌によって植民地国や従属国は、
より弾圧を受ける羽目となり、
民族運動や反帝国主義運動のきっかけを作ったとのこと。

日本の動き

日本

日本は米国より深刻です。
まず1915年から19年まで大戦景気
(軍需品を世界各国に輸出、
当時主要産業である日本の綿織物が世界で売れる、
世界的な船舶不足により造船需要が高まる)

1918年に米価急騰による米騒動、1923年に関東大震災が発生。
都市がマヒし、不良債権が加速化。
銀行破たんに政府の対策がにっちもさっちもいかず、金融恐慌発生。

1930年に金輸出を解禁したものの成果が上がらず、
昭和恐慌を引き起こし、世界恐慌の被害に会う八方ふさがり状態。

これを立ち直らせたのが高橋是清
金輸出を禁止し、日銀が調整する管理通貨制度の移行
意図的な低為替政策による日本商品の輸出拡大
軍事や農村救出を図る意図的なインフレを引き起こしました。

インフレ、要は5本のペンが100円で取引できた状態から、
4本で100円取引できる状態になったことです。
(原因はペンが需要ありすぎて、品不足を防ぐため)

結果、1933年には業績が回復し、恐慌から脱出を図りました。
米騒動から数えると、15年費やしています。
また、世界恐慌からみると4年も費やしているのです。

ただ、是清は2.26事件で暗殺されてしまい、
経済に疎い軍部が発言権を強化し、
日中戦争からどんどん統制経済に入ろうとします。
(国家が様々な経済分野に介入したのです)

アメリカの動き

アメリカ国旗

フランクリン=ルーズベルト大統領就任前、
共和党のフーヴァー大統領はアダムスミスのやり方、
すなわち自由放任して放置対策を取ったところ、
恐慌不況は止められずに、政権交代を果たしました。

1932年、ルーズベルトが大統領に就任し、
政府が積極的に参加するニューディール政策を取ります。
(ケインズ著『雇用、利子、お金の一般理論』を採用)

まずスローガン「救済、復興、改革」を掲げて国民を鼓舞。
農産物の生産調整を通して農民購買力を上げる。
企業生産を政府が調整し、企業経営の円滑化を図る。
テネシー川流域による公共事業によって需要拡大と失業者の解消。
金と通貨の兌換(交換)を禁止し、管理通貨制度へ移行
保険や年金制度化による社会保障

参考:ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』全訳

イギリスの動き

イギリス国旗

マクドナルド内閣が行った政策は
金と通貨の兌換(交換)を禁止(管理通貨制度への移行)
保護関税の導入(政府が積極的に貿易へ参加)
自国と関連ある国だけで取引するブロック経済を作りました。
(ブロック経済はフランスも採用している)

ドイツの動き

ヒトラー

ドイツは世界恐慌を利用してヒトラーが大頭。
当時、ドイツは第一次大戦で大敗北を喫し、
他国に賠償金を支払っていました。
その上に世界不況でドイツは国として危機に至ります。

ヒトラーは他国になめられないような政策を説き、
国民生活苦の原因を他国に押し付け(一部当たっている)、
たくさんの支持を経て、事件を起こして総統になります。

その後、大規模な公共事業を行い、
他国になめられないための軍事増強を図りました。

自分が述べた政策をきちんと実行する。
良くも悪くも責任を持つ人は共感されやすい。
(ナチス時代のドイツが不気味に強く見えたのも、
自分の述べたことを実行したからではないかと考えている)

参照;ドイツ人、フランス人、イタリア人の気質の違い

 

当時の恐慌対策をまとめると

危険物

国が自国で商品を買う状態を作り、お金の供給量を増やした。

イギリスやフランスといった西欧はこれにブロック経済を加え、
自国と関係ある国でしか取引させないようにした。
貿易を規制して、通貨が外に漏れないようにしたのですね。

後は公共事業を増やすことで需要を生み出し
失業対策を図りつつ、新しい需要と供給を生み出していく。

(例えば道路建設をする場合、飯屋や風俗を用意することで、
地域経済にお金が回ります。
国民に対し、気楽にお金を使わせるような対策を取ったのですね)

 

経済不況対策の基本

日銀
※ 日本銀行、古いなあ(HPはこちら)

世界恐慌以外にも日本はバブル経済後の平成不況
リーマンショック倒産によるリーマン危機
タイバーツの暴落によるアジア通貨危機など、
数多くの危機を乗り越えていますね。

不況における日本政府の対策として、金融緩和を行います。
(ここからは公民の教科書があると、心強い)


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・公定歩合の引き下げ
・買いオペ
・支払準備率を下げる

公定歩合の引き下げにより、
金利を変動させ、投資活動を活発にさせます。

買いオペは日銀が国債や手形などを民間金融から購入し、
市場に資金を流通させ、お金を供給するのです。

支払準備率は民間銀行が証券投資に回すお金を調節します。
下げることで、お金を民間に回すのですね。

3つを簡単にまとめると「お金」を川のように流すこと。
「お金」自体が回らないから苦しんでいるのです。

sakana
※ 天津事故後の河川で死ぬ魚たち、ご冥福を祈る。

みんなが「お金」をたんすなどに貯めて使わない
すると「お金」が人の懐に入ったままになり、
お店などに回りにくい状態となってしまいます。
お金を失ったら自分たちの生活が苦しくなるからです。

だから政府がまず「多くのお金」を使い、流すことで国民にも使ってもらう。

国民の懐によりお金が入り、
魅力ある商品やサービスがあると、資金と交換します。
交換して得た資金を使い、お店はより良い商品を作ろうとします。

より良い商品(サービス)に魅力を感じた人が、
お金を彼らに支払う……循環ができます。

「いかにお金を回して多くの人に使ってもらうか」
お金を使えばものが買えます。どこからか調達して、
加工することで商品を作れます。

そして商品に価値を付けて高く売り、お金をどんどん回していく。

経済は色々な専門用語が登場するのでわけわかりません。
しかし、「お金」を「回す」か「取り上げる」かがわかれば、
経済の流れがわかると思っています。

「お金」は商品やサービスと交換するために使います。
交換すべきもの(お金)がないと、サービスを受けられませんね。

参照:日本銀行の金融政策

 

株価は私たちの生活にどうかかわるの?

クレーター
※ 天津事故の爆発跡、これが株価に直結した

株安をみても「私たちの生活にどんな形で危機が迫っているか?」
わからないため、たいしたことないと考える人もいるでしょう。
(その一人が私……)

さて、ここで株価が私たちの生活にどう響くかを調べてみます。
結論から言うと、「会社の給料が下がり、国民の購買力が衰える」のです。

株価に直接影響を受けるのが証券や金融業界。
彼らがたくさんのお金を持っています。
株価によって増減が決まるようなものです。

企業はお金を交換手段として、モノや人材を手に入れ、
モノを加工したり人を教育して価値を付けていきます。

価値のついた物を顧客と売買することで、
企業側により収入が入ってくるようになり、
顧客側も「自分を満足させられるもの」が入り、喜びます。

株価が上がると銀行といった金融から資金が余剰に入るため、
余ったお金で人材や物への投資につぎ込めます。
それが賃金アップや新技術へとつながるのです。

参照:株高による経済や生活への影響

とはいえ、働いていないと実感しにくいと思います…

 

アベノミクス

アベノミクス
アベノミクスについて(首相官邸HPより)

税金を多く支払って有名になった斎藤一人さん。
不況対策について、商売の視点から述べています。

「人が喜んでお金を使う状態を作ればよい」

どうしたらよいのか?
対策の一部として、アベノミクスがあります。
言葉だけは聞くけれど、具体的にどんなことをするの?

そこで、首相官邸HPより一緒に見ていきましょう。
アベノミクスも知らないで批判すると、恥をかきますからね。

・金融緩和を通して市場に出回るお金の量を増やす
・政府自ら需要を作り、経済の流れを回す
・民間投資や個人が動きやすい状態を作る

第三の矢を放つ前に増税をしたため、
足を引っ張っているとのこと。

でも、虎ノ門ニュースやザ・ボイスなどで、
パーソナリティーが地方に足を運んだ際、会社の社長らが述べていました。
「景気は少しずつ良くなっている、利益も賃金も上がった」

追記

三橋貴明さんのラジオによると、「中小企業も苦しんでいるところがある」
述べていたので、うまくいっているところもあればそうでないところもある。

 

お金を使うことは「投資」

重なりを防ぐ

経済に関わるお金についてお話をします。

お金において大切なのは「どこに使うか」です。
「どの分野」につぎ込むかも考えなくてはなりません。

意地でも何かしらの形で投資た資金を回収する
頭に叩き込んでおくべきです。そこでお勧めの本があります。


君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する

苫米地英人氏が描いた本です。
お金を単純なものとして扱いながら、価値を上げていく方法について、
ヒントを書いております。

また、世界が日本などに仕掛けたからくりもわかるようになるでしょう。
ただ、からくりがわかることよりもお金に人生を惑わされないこと。

価値は「自分の生き方」が深くかかわっています。
お金、経済に対する考え方を変えるために何度も読み、
重要だと思った部分を書いて音読し、徹底して体に叩き込んでおくこと。

すると、値段についても冷静な目で見れるし、
高価な商品やサービスを受けるときも「価値」を深く考えます。

深く考え分析した結果こそ、
誰かに提供できるしゃしゃ(あなた)の価値です。

君は1万円札を破れるか?を購入する

 

終わりに

プロの商売人、斎藤一人さんいわく、
「これからは経済を学ぶ時代」と述べています。

すべての分野は経済が深く結びついています。
ぜひ一緒に経済を再勉強し、
扇動者による経済不安に陥らないよう、気を付けていきましょう。

後、経済は政治と連動するため、
こちらで政治の流れを見ておいたほうが良いです。

安倍談話を現代文風に読解してみた

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