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安倍晋三/オバマと習近平演説によるプレゼンテーションの違い3つ

ザ・ボイスにおいて青山繁晴氏が述べていました。
「習近平国家主席が米国に渡り、スピーチを行った。
彼の演説に笑ってしまった。まともに聞けたもんじゃないw」

彼は普段、他人の演説を聞いても笑わない人らしい。
彼が笑うというのはどれだけ面白かったのか。
ついに動画を探し出し、英語ながらも聞いていました。
(後でボイス聞いたら、下記動画ではなかったようだ)

英語はある程度しかわかりません。
そこで安倍首相の米国における演説と見比べてみたら……

 

習近平プレゼンテーション

※演説は57分ごろから

習近平国家主席の演説を先に見ていただきます。
(以下、国家主席を省略します)
後で安倍首相の演説も見ていただきます。

習近平の演説は日本でいうところの、
官僚が出した答弁書をそっくりそのまま答えるだけです。

また、人を見る際もほぼ一か所しか見ていません。
ぼそぼそしゃべっているようにも聞こえます。
天気のせいもあるのでしょうが、目が暗い。
泣いているようにも見えるのです。

国家の代表として、目が暗い状態なのは致命的だと思うのです。
米国に来て「ああ、敵国なんだなあ」と感じているのでしょうか?
「米国と俺たちの国は争っているんだな」と思っているのでしょうか?

ボーイング契約日

演説を行う前に米国から中国サイバー攻撃をばらされたり、
中国は米国に対してアラスカに軍艦を送って挑発したりと、
お互い争い一歩手前な状態での演説です。

また、シアトルでボーイング航空機4.5兆円の爆買い予約を済ませたとか。
(上記画像を見る限り、ボーイング株は下がりましたね。
買い物してやるから南シナ海で起きていることを見逃せと、
伝言を伝えているのかもしれません)

習近平の演説を通し、彼は人見知りが激しく、
外交的でなく内向的な人なのかなあと思いました。

ネット内や顔を隠した討論は強いんだけど、
実際に面と向かって話をすると、
自分の意見も堂々と言えないタイプなのかなあと。
(会社のトップにならないなら、この性格でよいと思う)

「自分よりはるかに怖い人とやりあった経験が少ないな」
彼の自信なさげな演説を通して思いました。

 

イギリスで行った習近平の演説

習近平のイギリス演説
※ 右にいる人はエリザベス女王

習近平はイギリスにて、ひたすら原稿用紙を読みながら演説をしていました。
もちろん、ほとんど周りの聴衆者に目を向けることなどありません。

中国国内では普段通りのスピーチで賞賛されていても、
外に出ると通用しないということを思い知らされたのではないでしょうか?
(というより、中国内で賞賛しないと罰を受けるだろう)

原発など中国がいろいろ金を払って投資するから、
「王様」気分になれたでしょうけれど、
「尊敬」されるなら原稿用紙ばかり目を向けてはいけません。

原稿用紙に書いてある言葉を聞く人々は周りにいます。
彼らに向けて話しかけるようにしなければなりません。

習近平が原稿用紙を読む動画はこちら

 

安倍晋三プレゼンテーション

※ 演説は8分頃から

習近平プレゼンを見た後に安倍プレゼンを分析すると、
明らかに違うと感じさせる場所があります。
オバマ大統領も安倍首相に似ているな。

原稿用紙より周りに目をやる

トップの顔
※ 周りに目を配っている瞬間

習近平は原稿用紙を観る割合が多かったのに対し、
安倍首相は聴衆者(オバマ大統領含む)に目を向けていた。
周りに向けてお話をすることにより、
「自分に自信があるんだな」印象を与えます。

原稿用紙ばかり見ていると、
「この人は自分の意見がないのかな?」
私は思ってしまいますね。

自分の意見に自信があるから、
原稿用紙より相手の目を見て堂々とお話をするのです。

後半になると原稿用紙を観る回数が多くなりますが、
習近平と比較すると、オバマ大統領に顔を合わせ、
彼と対話するような形で演説を行っているのです。

 

ジェスチャーによる言語

※ ホワイトハウス晩餐会、手に注目してほしい

安倍首相は手を使って何か表現しています。
習近平は終始がっちり固まった状態でお話をしている。

ジェスチャーによる身振り手振りは何を意味するのか?
私はジェスチャーも「表現」の一つだと考えています。

人は会話を含めていろんなものを通し、
相手が何を訴えようとしているのかを受け取ります。
ジェスチャーはまさに「言葉でない言語」を用いて、
相手の心に刻み込む手段です。

少々大げさにも見える安倍首相のジェスチャー。
でも「言葉以外の言語」を使って自分の気持ちを表現する点において、
彼のスピーチを通して感じるものはありますね。

(私が日本人で安倍首相を応援しているから、
どうしても彼よりな考え方になってしまいます)

 

はっきり感情込めてしゃべる

※ 「希望の同盟」としての演説。本当に希望か、それとも絶望か?

習近平は原稿用紙に向かってしゃべっています。
一方で安倍総理は聴衆者に向かってお話をしている。

今から二つのことをやってみてください。
首を引っ込めて「こんにちは」
首を上げて「こんにちは」
同じトーンで言い比べてみてください。

すると、首を上げたほうが高く聞こえませんか?
声のトーンが一段階上がることによって、
リラックスした状態でお話をしている
ように感じます。

一方首を引っ込めて低い声を出して演説すると、
終始緊張して上がっているのかなと感じさせるのです。

リラックスした状態でお話をすると、
聞き手としても、穏やかな気持ちになっていきます。
一方で緊張した状態でお話をすると、
あの手この手の裏を考えてしまうのです。

結果、疑問を抱かせてしまうのですね。
疑問を抱かせる時点で、相手の耳に深く心を傾けていないのです。
これは演説だけでなく、アイドルがコンサートで一曲歌った後、
何かしゃべるときに暗い声を出されると困りますよね。

お互い盛り上がりたいからこそ、明るく話をしてくれよ。
という気分になりませんか?

 

プレゼンを行う場合の基本

人間、立場によって大勢の前でプレゼンをする機会もあるでしょう。
特に自分にとって「心底良いものを人前で紹介したい」
考えている場合、プレゼンにおける対応が勝敗を決めると考えています。

勝敗とは「聴衆者の心を一人でも多くつかむこと」
そこでプレゼンを行う際、私の体験談も含めて参考になればよいな。
と思い、書かせていただきます。

 

自分と聴衆者の立場を知る

世界大統領
※ 抗日パレードに出て立場が明確になった世界大統領(国連事務総長)
自分が置かれた役割を悪用すると、世界が混乱する良い教訓

習近平と安倍首相における演説はどうして違いが出るのか?
一つは彼らが背後に抱えている「国」としての違いがあるからです。

習近平は米国にちょっかいをかけているので、
米国と対立状態を意識して、演説に臨んでいます。

一方日本は米国が優位な状態(日本はまだ不利な立場)において、
米国と対等な(人によっては孤立主義のオバマを引っ張っていく)
立場をもって、演説しています。

彼らのスタート位置が違うと、聴衆者の立場も変わってきます。
だから、お話をする際は聴衆者の心に対し、
どんな変化をしてもらいたいかを考えなければなりません。

しゃしゃ(あなた)がスピーチを行う場合、
自分と聴衆者の立場をまずははっきりしておくことが大切。
相手に向かって話をした後、彼らの心に何を刻み込むか?

少しでも聴衆者を自分の味方にしたい場合は、
相手との立場をきちんと考えてあげることが大切です。
また、聴衆者の性格を把握しておくと、より味方につけやすくなるでしょう。

 

原稿は暗記しておく

そろばん

※ そろばんは暗算になってから真価を発揮する

原稿用紙は暗記しておくこと。
安倍首相は原稿をほぼ暗記しているなあと感じます。
暗記できるのは一文が短いからだろうと考えています。

長いと息継ぎや「強弱」を考えねばならず、頭が混乱するでしょう。
一方でポイントを把握していれば、少々忘れても自分の言葉で補えます。

暗記する目的は相手を意識すること。
習近平は原稿用紙をただひたすら読んでいるだけに見えますが、
安倍首相は原稿用紙よりも人を見ているから、イキイキしているのですね。

だから人前で生き生きした演説をしようと考えているなら、
原稿は絶対に暗記しておくこと。
暗記だけでなく、強弱や感情を込めるポイントも忘れないように。

 

アクシデントのごまかし方

給食委員長

プレゼンはアクシデントがおきやすい。
私の体験として、小学校までさかのぼります。
小学校6年生だったころ、私は給食委員長でした。

当日「委員長としてプレゼンがあるよ」
ということを知ってしまい、原稿用紙は何もないので焦った。
自分の番が最後だったので、みんながしゃべっている間……考えました。

そして自分の番になった。伝えることはスーッと頭から消えてしまった。
そこで私がとった対応策は「はっちゃける」

どんなスピーチを行ったか一部忘れましたが、
「給食はおいしいよ、団子を詰まらせたよ。
それで委員長になってもっと食べるんだ。
あ、あれ、原稿用紙間違えちゃった。みんな、ごめん。間違えた」

すると笑いが発生し、終わったころには笑いと拍手が起きていました。
後に委員会の要件で2年生の教室に行くとき、
「給食委員長」と顔と役割を覚えられるようになったのです。
今思うと、原稿ない状態で良くしゃべったなあ自分(汗

アクシデントに対応する場合、はっちゃけることが一番です。
次にいかにして笑いを誘うかを必死に考えること。
笑いを意識する際、緩急を考えるとよいですね。

例えば自分が思っていることを喋る。
「給食はおいしい、ご飯はもっとおいしい。
昔野菜ラーメンを食べたとき、誰かが捨てた汁を飲んだこともある」

ここは勢い良くしゃべります。
勢いよく話をした後、一呼吸おきます。
「あ、今の忘れて」

本来プレゼンでやってはいけないことです。
ですが、アクシデントで上がっている状態よりは、
少しでも場の空気を和ませておいたほうが、どんな意見を相手に伝えたいか?

相手の心に深く入り込みやすくなると考えています。
まさにピンチをチャンスに変えるのです。

 

感情を込める場合は「歌」を意識

アンジェラ・アキさんによるライブMCを見ていると、
感情を込める部分とそうでない部分をはっきり分けています。

アンジェラさんは「徹子の部屋」に出演とのことで、
徹子さんの言葉や行為を強調しています。
それ以外は平たんながらも滑らかな口調でお話をしている。

「面白い」と思った部分はわざとらしく感情をこめてお話をする。
そうでない部分は平たんながらも音の高低を意識して語る。

音の高低はまさに歌です。歌うようにしゃべるのです。

「今日、娘のゆうなが遠くまで散歩しよういったの。
お父さんとして
とっても嬉しくてね、散歩したんだよ。

そしたら数分後、ゆうなが言うの。
お父さん、おんぶ、おんぶ、
こんぶって」

スピーチする内容が「歌詞」だとしたら、自分の中で曲を作る。
曲を頭の中で組み込んでアクセントや強調を意識し、
歌うようにしゃべってみましょう。

(上記の文章では赤文字を強調して読みます)
自分の声を録音し、歌になっているかどうかを確認するとよいですね。
音声ソフトは書きソフトをダウンロードして使ってください。

音声録音ソフト:Audacity(ダウンロード)

 

本格的に学ぶなら

安倍晋三プレゼンテーション 進化・成功の極意

プレゼンを本格的に学ぶなら、専門学校で指導を受けるとよいです。
専門家による徹底的な練習をこなすことで、
自分に自信をもって話をするだけでなく、
相手の心に気持ちを訴えることで、意欲を伸ばす。

他に学校や塾による授業動画を見るのもよい。
自分が教えている科目に心から愛を持っている教師を見抜く。
語っていることが熱く、しかもいろんな方向から切り口を与え、
とてつもなく知的活動が広がっていきます。

そしてうまいプレゼンを徹底的に見ておくこと。
安倍首相のプレゼンは結果として、米国民に感動を与えた。
ということから、彼のプレゼンをまねてみるのもよいでしょう。

私は彼が述べている動画をじいっと見ながら練習しています。
いつか自分がやっているプレゼンを使うときが来ると想定しているので。

参照:安倍首相70年談話の実況中継(現代文風に)

 

結びに;トップの態度

顔w
※ 演説後の二人の表情…暗いねえ。

演説一つからトップの態度が出る。
二人のスピーチを見比べてみると面白いですね。
オバマ大統領は安倍首相に近いなあと思っています。

習近平側も米国でスピーチを行う際、
米国人の癖を見ておけば、色々身振り手振りでやったでしょう。
でもそこまでやらかなかったのはなんでだろう?

ハニートラップやサイバー攻撃など、
あの手この手で米国を攻略している中国が、
スピーチ一つに力を入れていないのはどうしてだ?
疑問が浮かんできました。

安倍首相の演説は海外の反応でも高評価だったので、
彼が行うプレゼンを盗んで分析し、徹底的に練習しておけば、
ある程度米国の仲間を付けることができただろうに……

周りを暗くさせるスピーチは絶対やらないようにしてくださいね。

 

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Writer軽い自己紹介

ティラノスクリプトや小説家になろう、ピクシブ他で物語を書きながら、 「私が気になった事件」の裏側を作家の視点で書いているおっさん。

プロフィール画像は自画像でなく、Megabe-0ブログのマスコット、めがびちゃん。

 

雷が苦手で、光を見ると頭が固まる(元から固い)。 月初めは墓参りと神社参拝を行い、賽銭箱へ1万円を入れた際、とても気持ちがすっきりした。

 

■ 簡単な自分史 ■

0歳:釧路のある病院で生まれる。暇さえあれば母乳を吸って、ご飯を4膳食べても体重が落ちるほど、母のダイエットにものすごく貢献したらしい

 

3歳:行方不明になり、全裸で海を泳ごうとしたところ、いとこのお姉さんに発見され、この世へ留まる

 

8歳:自分のお金でおもちゃのカードを初めて買い、経済を知る。なぜか父親に怒られ、家出するがすぐに見つかる。

 

12歳:学校で給食委員長になる。委員長として初めて全校生徒の前にて演説する際、原稿用紙を忘れてアドリブで笑いを誘いながらも何とかやり過ごし、多くの生徒に名前と顔を覚えてもらう。また、運動会の騎馬戦では変なアドリブを行い、多くの笑いを誘った。

 

18歳:初めて好きな人ができたけれど、告白が恥ずかしくてついにできず、別れたことを今でも根に持っている(妻となる人にははっきり言えてよかった)

 

21歳:大学在学中、アルバイトを始める。人手不足かつとても忙しい日々を過ごしながら「どうせなら自分から楽しいことをしていきたいなあ⇒起業って選択肢があるのか」働き方の選択肢を見つける

 

27歳:自分で作った会社がうまくいかず、一度たたんで都落ち。実家でとことん自分を責める日が続く。「何をやっても駄目だな、お前は」など。自分を責めても自殺ができず、体中から毒素があふれ出て苦しい日々を送る。寝るのも怖かった日々。

 

28歳:「このままじゃいけない」決心を決め、小学校からの勉強をやり直す。高校の勉強で躓きながらも、学び直すうちに「自分は何もわかっていなかったんだなあ」大切な教えに気づかされる。 加えて、小説やイラストなど「今までの自分が手を出さなかった分野」に手を伸ばしてみた。

 

29歳:「定義」と「自己肯定」こそが生き方を決めると気づかされ、不安な日々が起きても、心が強くなったと感じる。でも子供の誘惑にはめっぽう弱くなる。

 

35歳:人生初の交通事故(物損)に出会う。冬道の運転で車を上下に大回転(スピンではない)を体型氏、何とか命を取り留め、なぜ生きているのかわからない状態に陥る。

自分の生き方はすべて自分が握っている。わずかな瞬間にしか現れない「自分の真実」を表に引きずり出し、ピンチからチャンスを生み出す発想や視点をブログやメルマガ他で提供中。